誠実に、人と技術で未来を拓く(組織の価値観を象徴するひとこと)

(インタビュー動画を掲載する想定)
Rinnne.inc 代表の佐賀峰 修二(さがみね しゅうじ)です。よろしくお願いします。うーん…そうですね。ひと言で表現するのは難しいのですが、私たちは「誠実に、人と技術で未来を拓く」ということを大切にしています。お客様はもとより、社員一人ひとりと真摯に向き合い、私たちの持つ技術をもって、関わる全ての人々のより良い未来作りに貢献していきたい。そのような想いを共有しています。
“Rinnne.inc”とは? 展開している事業 会社の社会的意義・ミッション

【Rinnne.inc】は、千葉県を拠点に、情報通信技術を活用したソリューションを提供している会社です。設立から8年が経ちました。主な事業内容は、中小企業様向けのITインフラ構築支援、業務効率化のためのシステム開発・導入、そして近年ではクラウド技術を用いたDX推進のコンサルティングなど、多岐にわたります。
設立当初は、本当に小さなオフィスから、私一人でスタートしました。そこから少しずつ理念に共感してくれる仲間が集まり、現在では12名の社員と共に、お客様の課題解決に日々取り組んでいます。決して平坦な道ではありませんでしたが、お客様からの感謝の言葉、そして何より社員たちの努力と成長が、私を支えてくれました。
そして、私たちのミッションは、「情報通信技術を通じて、お客様の事業成長を力強く支援し、社員とその家族の幸福を実現すると共に、より良い社会の実現に貢献する」ことです。お客様の成功が私たちの喜びであり、社員が安心して働き、成長できる環境を提供することは経営者としての責務です。もちろん、企業として成長し、利益を追求することも重要です。それは社員の生活を豊かにし、さらなる挑戦への原動力となります。そして、その成長が、より大きな社会貢献に繋がると信じています。社会から「価値ある企業だ」と評価される存在でありたいという想いも、私たちの原動力の一つです。
子どもの頃のエピソード

特別に変わった経験というわけではありませんが…私は千葉の自然に囲まれた環境で育ちました。どちらかと言えば、活発に前に出るタイプではなく、一人で何かを作り上げたり、仕組みを考えたりすることに夢中になる子どもでした。
ただ、小学生の時に一度だけ、クラスの代表委員に立候補した経験があります。それまでは引っ込み思案な面もあったのですが、クラスをより良くしたい、みんなが楽しく過ごせるために何かしたいという気持ちが強く芽生えたのです。結果は落選でしたが(苦笑)、その時に、自ら行動を起こすことの意義や、誰かのために力を尽くしたいという想いが自分の中にあることに気づかされました。現在の「人を大切にし、社会の役に立ちたい」という想いの萌芽は、そういった経験の中にあったのかもしれません。
会社設立の経緯(2代目以降なら社長になる経緯)

大学卒業後は、都内のIT企業でシステムエンジニアとしてキャリアをスタートしました。様々なプロジェクトを通じて、情報技術が社会や企業のあり方を大きく変える力を持っていることを肌で感じました。お客様の抱える課題が解決し、感謝の言葉をいただいた時の達成感は、今でも鮮明に覚えています。
一方で、大きな組織の中で働く中で、もっと直接的にお客様の顔が見える環境で、より深く寄り添ったサービスを提供したいという想いが募っていきました。そして、生まれ育った千葉という地域に、自分の持つ技術で貢献したいという気持ちも強くなっていったのです。
もちろん、独立には大きな不安もありました。しかし、それ以上に「自分の手で、社会に価値を提供したい」「新しいものを創り出したい」という想いが強かったのです。そして率直に言えば、経済的な成功や社会的な評価への渇望も、当時の私を突き動かす大きなエネルギーでした。会社を設立するからには、共に働く仲間たちが誇りを持ち、経済的にも精神的にも豊かになれるような、そんな組織を作りたいという強い決意がありました。
最大の挫折体験
お恥ずかしい話ですが、最大の挫折は創業から3年ほど経過した頃に訪れました。少しずつ事業も軌道に乗り始め、社員も数名採用し、これからという時に、立て続けに厳しい現実に直面しました。
一つは、社運を賭けて取り組んでいた大規模なシステム開発案件で、最終的に失注してしまったことです。これは、私たちにとって大きな経済的打撃であると同時に、自分たちの技術力や提案力への自信を揺るがす出来事でした。
そして、それ以上に精神的にこたえたのが、創業期から苦楽を共にしてきた社員の何人かが、会社を去ってしまったことです。「社長のビジョンについていけない」という言葉は、私の心に深く突き刺さりました。当時は、事業拡大を急ぐあまり、社員一人ひとりの想いや成長に十分な配慮ができていなかったのです。理念や目標を語ってはいても、それを社員とどう共有し、共に進んでいくかという、経営者として最も大切な視点が欠けていたことを痛感しました。
会社の成長と、それを支える組織作りのバランスが取れず、一時は本当に会社を継続していくべきか悩みました。
挫折を乗り越えたきっかけと変化
本当に厳しい時期でした。その状況から私を救ってくれたのは、まず、それでも会社に残り、私を信じて「一緒に頑張りたい」と言ってくれた社員たちの存在です。彼らの言葉と真摯な眼差しに、どれほど勇気づけられたか分かりません。彼らのためにも、ここで諦めるわけにはいかないと強く思いました。
そして、この経験を通じて、私自身、経営に対する考え方が大きく変わりました。それまでは、どこか「自分が先頭に立って全てを引っ張っていかなければならない」という気負いが強すぎたのかもしれません。もちろん、経営者としてのリーダーシップは不可欠ですが、それ以上に大切なのは、社員一人ひとりを信頼し、彼らが自律的に能力を発揮できるような環境を整え、共に成長していくことなのだと気づかされました。
そこから、社員との対話を重視するようになりました。会社の現状や将来のビジョンを包み隠さず共有し、彼らの意見や想いに真摯に耳を傾ける時間を増やしました。また、採用においても、スキルや経験だけでなく、私たちの理念や価値観に心から共感してくれる人材を迎え入れることの重要性を再認識しました。まだまだ道半ばではありますが、あの挫折がなければ、今の私はなかったと断言できます。
経営者として大切にしていること
まず第一に、「誠実であること」です。お客様に対して、社員に対して、そして社会に対しても、常に誠実な姿勢で向き合うこと。短期的な利益のために道理に反するようなことをすれば、いずれ必ず信頼を失います。時間はかかるかもしれませんが、誠実に一つひとつの仕事に取り組み、約束を守り続けることが、長期的な信頼関係の構築に不可欠だと考えています。
次に、「人を何よりも大切にすること」。社員は会社の最も重要な財産です。彼らが安心して、やりがいを感じながら働き、プロフェッショナルとして成長できる環境を提供すること。これが経営者としての私の最大の使命の一つだと認識しています。
そして、「常に挑戦し続けること」。現状に甘んじることなく、常により良いサービス、より高い価値を目指して挑戦し続ける姿勢が重要です。特に私たちの情報通信業界は変化のスピードが速いですから、私たち自身も学び続け、変化を恐れずに新しい技術やアイデアを取り入れていく勇気が求められます。
会社の風土・文化
まだまだ発展途上ではありますが、私たちが目指しているのは、「オープンで、互いを尊重し合える建設的な文化」です。社員数は12名と、決して大きな組織ではありませんが、だからこそ、一人ひとりの意見やアイデアが経営層にまで届きやすく、また、それを真摯に受け止める度量のある組織でありたいと考えています。
具体的には、定期的なミーティングでの情報共有はもちろんのこと、日常業務の中でも部門や役職の垣根を越えて、自由に意見交換ができるような雰囲気作りを大切にしています。年齢や経験に関わらず、良い提案は積極的に採用し、挑戦を奨励する風土を育んでいます。
そして何よりも、「失敗を恐れずにチャレンジできる文化」を根付かせたいと考えています。新しい試みに失敗はつきものです。大切なのは、失敗から学び、それを次の成功に繋げること。個人の挑戦を組織全体でサポートし、たとえ失敗したとしても、それを糧にして共に成長していけるような、前向きで活力のある職場環境を目指しています。これからご入社いただく方々とも一緒に、より良い社風を築き上げていきたいですね。
経営者として大切にしていること
そうですね…先ほど申し上げたことと本質的には繋がっていますが、あえて言葉にするならば、「感謝の心を常に持つこと」でしょうか。
お客様が数ある企業の中から私たちを選んでくださること、社員が日々その能力を発揮し会社に貢献してくれること、協力会社の皆様が私たちの事業を支えてくださること、そして家族が理解し応援してくれること。これら全てが当たり前ではないと、常に心に留めています。この感謝の気持ちを忘れず、それを言葉や行動で示していくことが、良好な関係を築き、会社を持続的に成長させていく上で非常に重要だと考えています。
そして、もう一つは「謙虚さを失わないこと」です。事業が順調に進んでいる時ほど、慢心や驕りが生まれやすいものです。しかし、私たちは常に学び続ける姿勢を持ち、周囲の意見に真摯に耳を傾け、自らを省みる謙虚さを持つことが、経営者としても、一人の人間としても成長し続けるために不可欠だと肝に銘じています。
一緒に働きたい人・働きたくない人
まず、一緒に働きたいと強く願うのは、私たちの会社の理念やビジョンに心から共感してくださる方です。「誠実に、人と技術で未来を拓く」という私たちの想いを共有し、同じ目標に向かって情熱を持って取り組んでいただける仲間を求めています。
その上で、主体性と探求心を持って仕事に取り組める方です。指示されたことをこなすだけでなく、自ら課題を発見し、その解決に向けて深く考え、積極的に行動を起こせる方。もちろん、最初から全てを完璧にこなせる必要はありません。失敗を恐れずに挑戦し、そこから学びを得て成長していこうという意欲のある方と、私たちも共に成長していきたいと考えています。
逆に、共に働くのが難しいかもしれないと感じるのは、まず、責任感が希薄で、他責的な傾向のある方でしょうか。問題が発生した際に、その原因を外部環境や他者に求め、自らの行動を省みることができない方とは、建設的な議論や協力関係を築くことが難しいかもしれません。
また、他者への配慮や敬意を欠く方。円滑なコミュニケーションは、チームで成果を出すための基本です。挨拶や感謝の言葉といった基本的な礼節を欠いたり、他者の意見を尊重できないような方とは、良好な職場環境を維持することが難しくなってしまいます。
ただ、これは決して完璧な方を求めているわけではありません。誰にでも長所と短所はあります。最も大切なのは、私たちの理念に共感し、誠実に仕事に取り組み、仲間と共に成長していきたいという前向きな意志をお持ちであるかどうかだと考えています。
今後の展望
現在私たちが強みとしている中小企業様向けのDX推進支援事業をさらに深化させ、より多くのお客様の事業変革と成長に貢献していきたいと考えています。そのためには、最新技術の動向を常に把握し、それを活用する能力を高め続けることはもちろん、お客様の業界特性や個別の経営課題に対する深い洞察力が不可欠です。社員の専門性向上に向けた教育投資にも、より一層力を注いでまいります。
しかし、これらの展望を実現する上で最も重要なのは、言うまでもなく「人材」です。事業を拡大したいという想いはもちろんありますが、それ以上に、社員一人ひとりが「この会社で働けて本当に良かった」と心から実感できるような、働きがいと誇りを持てる企業文化を醸成していきたいのです。そして、その結果として、お客様や社会から「【Rinnne.inc】は信頼できる、価値ある企業だ」と評価される存在になること。それが私の経営者としての最大の目標であり、願いです。
率直に申し上げて、現状は組織力強化、特にマネジメント層の育成や新たな人材の採用といった面で、まだまだ課題が多いと感じています。だからこそ、私たちのこの想いに共感し、会社の未来を共に創造していく情熱と意欲を持った新しい仲間を、今、強く求めているのです。
私たちの考えや想いを少しでもご理解いただけるのであれば幸いです。多くの方からのご応募を、社員一同、心よりお待ち申し上げております。
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